チャートパターン

チャネル|チャートパターンその1

この記事では、様々な場面で頻出するチャートパターン
チャネルについて個人的に検証した結果や
今までの経験を基にまとめています。

チャネルとは

まずは、チャネルとは何ぞやということについて、自分なりに言語化した内容を共有します。

チャネルとは、上向きなら高値切り上げ安値切り上げのトレンドラインが、下向きなら高値切り下げ安値切り下げのトレンドラインが平行に規定されて値が進行するチャートパターンの一つ。

原則としてチャネルはその方向にレンジが傾いていることを示している。(上向きなら上向きのレンジ、下向きのレンジ)

筆者は、このチャネルの認識で一つ大きな間違いをしていましたので、
もし同じ認識をされている方は、一度検証してみてください!

チャネルが出たら反転(下向きなら上昇反発)(上向きなら下落反発)に向く

これは、いわゆるフラッグと呼ばれるような、
押し目での下向きチャネル、戻り目での上向きチャネルで頻出する形だったのですが、
ここ最近はむしろ逆のことが多いです。

要するに、押し目での上向きチャネル、戻り目での下向きチャネルです。

また、これだけではなくとにかく上向きチャネル上抜けや、下向きチャネル下抜けが
頻出しており、筆者はしばらくの間その値動きにやられていました。

それでは、筆者の経験談はこのあたりにして次はチャネルの4つの分類に入ります。

チャネルの4つの分類

チャネル形成前の方向にチャネルが逆行、その後形成前の方向に順行する方向への抜け(上昇→下落チャネル→上昇・下落→上昇チャネル→下落)

チャネル形成前の方向にチャネルが順行、その後形成前の方向に順行する方向への抜け(上昇→上昇チャネル→上昇・下落→下落チャネル→下落)

チャネル形成前の方向にチャネルが順行、その後形成前の方向に逆行する方向への抜け(上昇→上昇チャネル→下落・下落→下落チャネル→上昇)

チャネル形成前の方向にチャネルが逆行、その後形成前の方向に逆行する方向への抜け(上昇→下落チャネル→下落・下落→上昇チャネル→上昇)

このように、4つの分類が出来ます!
(ちょちょちょ、何書いてるわからんわ!)

ちょっと待った!w
この4つの分類は、実は2つの分類で大きく分けることが出来ます!
それが、こちら!

(①②)→チャネル形成前の方向をチャネル形成して継続
(③④)→チャネル形成前の方向をチャネル形成して逆行

これが、チャネルの大きな二つの分類です!

これを、自分で検証してみた結果を、共有いたします!
(あくまでも、自分で検証した結果ですので、ご自身で再検証をお願いします!)

パターン①(下向きチャネルの場合)

①チャネル形成前の方向にチャネルが逆行、その後形成前の方向に順行する方向への抜け
(上昇→下落チャネル→上昇・下落→上昇チャネル→下落)

※縮尺が直せなかったため、サイズが変なことになってますが、気にしないでください。

左から
1.上限から下限への急落→下限から上限への急騰での反発→センターラインを試す弱い下落(トレンドラインなどの場合も)(前回安値とコンセンサスする場合も)

2.上限から下限への急落→それを上回る速さの急落前水準回帰→高値で節目規定からチャネル上限の上でもたついて急騰(展開速度が速くなる時は、もたつきは短い傾向)
(画像は、チャネル形成部分を飛ばしてしまってますが、抜ける直前の値動きの特徴ととらえてくださいw)

3.チャネル内で別のレンジ規定(水平レンジトライアングルなど)→その下限を深掘って下限まで急落→急落速度と同等か上回る速さで上限超えて急騰(急落前水準や高値でもたつく場合や、もう一度センターラインを試す場合もあり)(普通の急落より煮詰まりを作っているため下限を深掘ってから回帰する場合なども)

4.上限から下限への急落→下限からセンターラインまでの急騰→センターラインからもう一度下限へ前回の下落より弱い下落で試す→急騰で上限付ける(チャネル下限でのWのような形で、これも展開が早いため注意)

パターン②(上向きチャネルの場合)

②チャネル形成前の方向にチャネルが順行、その後形成前の方向に順行する方向への抜け
(上昇→上昇チャネル→上昇・下落→下落チャネル→下落)

1.チャネル規定後、上限からジリ下げ→センターライン超えた後、センターラインまで戻ってから急落→今までのジリ下げの幅を下落より早く一気に取り戻す→高値圏で若干もみ合って急騰継続

2.チャネル規定後下限から上限まで上昇(急騰でなくてもドローダウン小さく規則正しければOK)→センターラインやV字右肩上がりのライン、トレンドラインなどまで下落して下げ止まり→上限をまた試す→ラインで下げ止まり→繰り返しながら安値切り上げ実体切り上げ続けた場合、
上昇優位性あり(上位足が下髭陽線の連続で実体切り上げ続けることもある)
(高値圏で一過性下落でセンターラインを踏んで回帰、上位足下髭ピンバーなども)

3.トライアングル形成後上抜けてトライアングル下限の傾きでチャネル規定し、その上限にタッチ→ジリ下げしながらチャネル下限に泊まるものの特に急騰急落見られずに下限深掘って、トライアングルの節目踏んで急騰→水平節目規定から煮詰まり形成
(特殊なパターンだが、チャネルで見ていると下抜けとだまされる可能性ありで要注意)

パターン③(上向きチャネルの場合)

③チャネル形成前の方向にチャネルが順行、その後形成前の方向に逆行する方向への抜け
(上昇→上昇チャネル→下落・下落→下落チャネル→上昇)

1.チャネル規定後、上限から下限まで一気に急落→上限まで一気に急騰で回帰→下落圧力弱まってセンターラインを試す→再び上限試して張り付く→上限抜けるも、前回高値でさらにもみ合って急騰(4-1とほとんど一緒)

2.上限から下限に一気に急落→センターラインまでの急騰→前回より弱い下落で下限もう一回タッチで急騰で上限まで来る→上限で若干のもみあい(4-1とほとんど一緒)

3.チャネル内で別のレンジ規定(水平やトライアングルなど)→上下限曖昧なままチャネル上限試す→小幅レンジで下限節目を規定→急落で下限に反応せず一気に深掘る(この時に上位足の買いの厚い領域などに食い込み)→急騰回帰で上抜け(すこし特殊ではあるが、下限を一気に深掘ってから上限を一気に上抜くパターンもあるということ)
(これが出るときはチャネルの角度が急な場合や、短期的に下落圧力が強い推移していた場合、小幅レンジとはいえチャネル上限でレンジから煮詰まり形成していることが多い)

4.上限で若干もみ合ってから下限まで急落し、チャネル上限とは別に急落前水準を規定→下限からその急落前水準まで急騰回帰→その高値で下げ幅限定的にして張り付いて急騰
(展開速度速めなので、右肩ではボラが大きくなったりする場合があり注意)

5.チャネル規定後上限から下限に届かない程度の急落→急騰転換で上限につける→上限をそのまま超える場合は、次の急落前水準などで上げどまる場合も。(最後の踏み台のような水準を踏めていないため反発圧力も弱い傾向)

パターン④(上向きチャネルの場合)

④チャネル形成前の方向にチャネルが逆行、その後形成前の方向に逆行する方向への抜け(上昇→下落チャネル→下落・下落→上昇チャネル→上昇)

1.チャネル下限規定後上限まで急騰→センターラインまで下落→再び上限試す→センターライン試す→センターラインと前回高値で持ち合って上抜け(センターラインが右上がりVのラインや、トレンドラインである場合も)

2.チャネル下限規定後上限まで急騰センターラインまでの下落→上限試す→トレンドラインやV右肩上がりラインまでの下落(センターラインより角度が急)→上限試す→繰り返しながら安値切り上げ実体切り上げで推移(上位足が陽線で引け続けるときなどが多い)

3.チャネル内で上昇圧力強めて高値張り付き→小幅レンジで上下限規定→その下限を下抜けてセンターラインまで急落→上位足下髭形成して急騰(SL狩り?)
(画像のようにチャネル内で高値節目規定してから上昇している場合、チャネル上限での煮詰まりが短くなる場合もある)

特殊パターン

上向きでも下向きでも、チャネル下限でU字形成して上昇した場合はチャネルよりU字が意識されて急騰に転じることがある。
例は、上向きの下限だが、下向きチャネルの下限でも同様のことがいえる。

以上、特殊パターンを含めると、5つの分類になりました!

筆者のチャネルの見方

ここからは、筆者がチャネルに対してどういう見方を持っているのかを、簡単にまとめます!

まず、チャネルというのは、基本的にレンジだという認識をしています。

上に抜けるにしても、下に抜けるにしても、水平レンジと基本的には同じ見方です。

図でいうとこんな感じ

要は、チャネルであっても、頭を傾けてw水平レンジと同様の捉え方をします!

チャネル内で、値位置的には高値更新していても、
チャネルを水平になるように回転させたときに高値切り下げている形、
要は、チャネル上限や下限を付けられなくなっている状態が、
水平レンジでいう、切り下げ、切り上げとほとんど同じと考えています!

この考え方のおかげで、だいぶチャネルの見方が簡単になったので、
検証して「確かに!」と思われた方はぜひ取引に生かしてみてください!

今回は、ここまで!

ありがとうございました!

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