この記事では、FXの難しい点。
なんで上下予想じゃ勝てないのか、上下予想≠利益なのかについてまとめます。
この記事を見れば、SNSにはびこる意味のない上下予想にだまされる方が減るでしょう。
また、逆に有益な情報を出されている一部の方を見極めることができるでしょう。
FXってなんやかんや言うといて結局上下予想やん!
こういう人って結構いらっしゃるんですが、実際に筆者の実例を挙げて解説します。
上下予想とは
そもそも上下予想ってどういうことを表しているか考えたことありますか?
今から上に行くか下に行くかを予想すること?
それとも一週間後に上に行くか下に行くかを予想することか?
考えたことありますか?
ここから買っていきます。上がると思います。
これって、いったいどういう意味なんでしょうか?
上記の画像は、ドル円の日足です。
黄色の線のどこかで先ほどのような発言をした場合、
どの上昇が彼の発言が意図する上昇なのでしょうか?
黄色の線全体?赤線一本?二本?それとも、赤線の中身の上昇?
わからないですよね。
この時点で、上下予想自体は意味がないことがわかりますが、
いまいちピンときません。w
上下予想なんなのかもわかりませんよね。
では、なぜこの上下予想が意味がないのか。
これからさらに具体的に説明していきます。
なぜ上下予想に意味がないの?
まず、FXには重要な以下の項目があります。
- エントリー・損切・利確がすべて任意で行える
よく言われる、バイナリーオプションなどでは、期間が来ると強制決済なので、
エントリーだけできればあとは待つだけになります。
一方、FXではエントリーから損切・利確という取引における一連の行動すべてが任意に行えます。
この点が、FXが難しい点・うまく使うことが出来ればFXの有利な点になるわけです。
具体例
こちらは、記事執筆時のCADJPYのチャートです。
私は、黄色の丸の部分で上抜けを狙う戦略を立てて、赤丸でロングしました。
これだけ言うと、
「今挙がってるから利益出てるやん!」
となりますが、ここがFXの難しいところ。
私は、赤線にロスカットを置いていたため損切してしまいました。
そこのあなたはこう思ったんじゃないですか?
「なんでそんなところで決済するの?」
なぜ、ここで決済したかというと、
自分のルールだったからです。
ここがFXの難しいところなんです。
最終的に方向性はあっていたのに、
終わってみたら損失だったみたいなことがよくあります。
方向性あってるのに、入れへんかったわ!
むしろ損失やん!
こんなことはしょっちゅうあります。
この原因のほとんどは、エントリーが早すぎるか遅すぎるかのどちらかです。
ここで気づいたかたもおられるかもしれません。
「ん?早い?遅い?」
そう。FXには横軸(時間軸)という概念があり、
その横軸が非常に重要な要素になってきます。
言い換えるとタイミングです。
FXトレードでは、タイミングが非常に重要になってきます。
先ほどのCADJPYでも、タイミングが違えば損切にはなっていないんですよね。
こちらは、CADJPYの日足ですが、
私がロングしたのが、黄矢印の陰線確定前。、
ロスカットが、赤矢印の下髭です。
そして、赤矢印の日足が確定して上抜けしました。
この1日の差。これがFXの損益を左右します。
まとめ
今回は、なぜFXで上下予想≠利益なのかについてまとめました。
FXでは横軸という考えを外して取引はできません。
縦軸(上か下か、値幅など)を気にしがちで、横軸(いつ?どのくらい続く?)ということを忘れがちです。
ぜひ、みなさんもこの横軸という観点から検証してみて下さい!