この記事では、2020/05/21の午前2時現在のUSDJPYのチャートを分析し、
今後の方向性やシナリオを考察しています。
先月足が、下髭の長い陰線ピンバーで引けて、
現在インサイドしている状況ですが、
今後方向性はどうなっていくのか?
※投資判断は、自身の責任にてお願いいたします。
今後の想定シナリオ
まず、一番のポイントを先に述べておくと、
おそらく今日中に崩れてくるか、
来週頭から崩れてくるかなと見ています。
崩れないとするなら、
引き続き週足日足のトレンドラインを守ってくるかと思いますが、
ここはいったん割れて調整下落に入る可能性が高に見ています。
その根拠を、チャートで解説していきます。
チャート分析
月足
月足は、今年の1月足から力強く上昇していましたが、
先月足が下髭陰線ピンバーで引けており、
現在その中にインサイドする形で、
ピンバーインサイドが月足レベルで形成されています。
月足からは、相場環境がレンジであることが汲み取れます。
となると、月足の注目ポイントは、
この下髭を実体で割れるかどうかですが、
それに関してはまだわかりません。
あと、今日入れて7日間あるので、
そこでの進捗を見極めていきたいと見ています。
ですが、下髭安値まではおそらく試してくるのかなと思っています。
その流れを取れるなら取っていきたいと考えていますので、
下位足で細分化して戦略を立てていきましょう。
週足
週足は、このように下落反発後、
小さな値幅のレンジ移行している形です。
ここで、まず注目すべきポイントは、
週足(月足含め)で1月から作った急騰の初動水準が
買いの厚い領域に食い込んでいないことです。
これは、月足でもいえますが、
このような値動きの場合、マクロで買いの厚い領域に食い込んでから急騰しないと
なかなか継続優位性は生まれてきません。
今回もそれと同じで、
月足コマの下限、週足大きなV字の安値の水準に到達する前に上げてしまっているために、
この上昇に継続優勢がない前提環境が出来上がっているといえます。
その環境下に置いて、
このトレンドラインからの急激な上への乖離から急落でトレンドラインを試す流れは、
トレンドライン割れの典型的な流れといえます。
ただし、下落に関しても継続優勢がない環境なのは、同じことがいえるので、
決済水準は妥当な水準にする必要があります。
日足
日足は、このようにトレンドラインに明確に乗っていることが分かります。
今後、このトレンドラインを割っていって、
月足下髭を割るのかどうかを見極めて、
その流れを狙っていきたいと思っています。
現在は、急落でトレンドラインを試した後、
そのトレンドラインという節目を明確化しながら、
ダブルトップを作っています。
この流れから考えると、安値割れに行くのが自然かなと見ています。
ただし、絶対はないので、
トレンドラインを週足実体で割らない、
月足は下髭作るという流れも想定しつつ、
ショートを狙う形になると思います。
週引けにかけて、今日は大事な1日になるかなと思います。
※日足ダブルトップは、あくまでも日足でしか見えていないため、
日足安値での下げ止まりも全然考えられますので注意してみていきましょう!
今後の想定戦略
ロングシナリオ
月足下髭ピンバー安値でのダブルボトム形成を見てから月足高値を取り戻す値動きを狙ってロング
EP:週足で安値を切りそろえて、下髭を付けて反発した実体が確定したのを見てから
TP:チャネル上限(月足高値)110.700近辺
SL:直近安値(107.400近辺)
ドテン:安値割れに向かう流れがあれば
ショートシナリオ
週足トレンドライン割れから、月足安値割れにかけての下落を狙ってショート
EP:週足トレンドライン割れ後の下位足戻り目or今日の寄り付き
TP:直近安値107.550(短期)、週足急騰前水準105.400(中期)
SL:直近日足高値109.880
まとめ
今回は、久しぶりのUSDJPYについて、まとめてみました。
まだまだ月足では長いレンジ継続中なので、
希望的観測は持たずに、現実的な戦い方をしていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
※投資判断は、自身の責任にてお願いいたします。